渋谷/デリヘル
グランドオペラ東京
営業時間:10:00~翌3:00 定休日:年中無休
電話番号:03-3505-5539
新人・奏美(かなみ)
- 写メ
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📖小説家のような日記📖
26/05/17 17:16
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研究棟の廊下は、日曜日の朝らしく静まり返っていた。
ガラス窓を透かして差し込む光だけが白い床をゆっくり移動していて、その上を、自分の影だけが淡々と歩いていく。
実験室の鍵を回すと、金属が擦れる小さな音が響いた。
機械のランプを一つずつ点けていくたび、濃い静寂の中に色が差していく。
ノートパソコンの画面、ビーカーに反射する光、規則正しく刻まれていく数字。
他愛もないデータの列が、いつか見た未来の断片に繋がるような気がして、思わず口元がゆるむ。
ピペットを握る指先は、昨日より少しだけ迷いがない。
操作の手順をなぞりながら、頭のどこかで別のことを考えている。
この実験がうまくいったら、論文のイントロダクションには何を書こうか。
それとも、まだ結果も出ていないうちからそんなことを考えるのは、少し欲張りだろうか。
昼を少し過ぎたころ、フードの中の機械音を背にして、研究室をあとにした。
白衣をロッカーにしまうと、身体の輪郭が一回り軽くなったような気がする。
お気に入りのカフェは、大学院から少し歩いた先の角を曲がったところにある。
扉を押すと、ベルが控えめに鳴り、挽きたての豆の香りが胸いっぱいに広がった。
カウンター越しに顔なじみの店員さんが軽く会釈をする。
こちらも小さく会釈を返して、窓際の席を指先で確保する。
カップが置かれる音と、ページをめくる音と、ミルクをスチームする低い唸り。
それらがゆっくり絡まり合って、一つのBGMみたいに耳に馴染んでいく。
テーブルの上に本を開くと、物語の世界と、ガラス越しの現実とが、ちょうど視界の中で二層になった。
行き交う人の姿が、ページの中の登場人物と少しずつ重なって見えたりもする。
ときどき顔を上げては、カップの縁を指先でなぞる。
冷めかけたコーヒーの香りが、読んだばかりの一文の余韻と混ざり合う。
この時間だけは、研究の締め切りも、締まりきらない将来の不安も、静かに席を外してくれているようだった。
夕方、カフェを出ると、空はすでに柔らかな色に変わっていた。
駅へ向かう道から一本それて、古本屋のある通りへ歩く。
そこだけ時間が少し遅れて流れているようで、店先のワゴンに積まれた本たちが、日差しの名残を背表紙に受け止めている。
軋む戸を引くと、紙とインクと、少し埃っぽい匂いが、一斉に押し寄せてきた。
高く積み上がった背表紙の森を縫うようにして歩きながら、表紙とタイトルだけで、その本が辿ってきた物語を想像してみる。
名前も知らない誰かの本棚から、長い時間をかけてここまで流れ着いた本たち。
その中の一冊が、今日、自分の手元へと渡される順番を待っているのかもしれない。
棚の隅で、古い装丁の一冊がふと目に留まる。
指でなぞると、かすかにざらつきが返ってきて、ページを開くと、紙の色がほんのりと飴色に変わっている。
文字の並びは今よりずっと古い時代の息遣いをしていて、それでも、不思議と、今日の自分に話しかけてくるように思える。
レジでその一冊を抱えて店を出ると、外の空気はすっかり夜の気配に変わっていた。
街灯に照らされた帰り道を歩きながら、紙袋の中の本が、カサリと小さく鳴る。
それは、今日という一日が、ちゃんと形になって手の中に残った証のようだった。
家に着くころには、研究ノートの数字も、カフェで折ったページも、古本屋で見つけた一冊も、すべてがひとつの物語の章のように思えてくる。
明日になればまた別のページが始まるのだろう。
けれど、今日という章は、静かに胸の中で栞を挟まれたまま、そっと灯りを消す。
的な?笑😆
小説家っぽく。
奏美
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