はるこ(Haruko)

高知出張メンズエステ-RELAX
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N様へ??

25/05/27 10:50

N様へ??
「小説楽しみ」と言ってくださったので...
試行錯誤しながら書いてみました。
お時間のあるときに、
読んでいただけたら嬉しいです???♀?



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フェチ・ミラー ~湿度と記憶~

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?【起】──整った生活の日々

抑えたはずの匂いが、
忘れたと思っていた夜に
ふと部屋に戻ってくることがある。

坂野誠一、43歳。
都内で印刷業を営んでいる。
社員18名、創業15年。

結婚して17年になる妻とふたり暮らし。

帰宅すれば夕食が用意されている。
味噌汁はぬるいときもあるが、文句は言わない。

テレビの音が、食卓の沈黙を埋めてくれる。
会話は減ったが、喧嘩もない。

生活は“壊れていない”。

──そんな夫婦だった。


?【承】──記憶の輪郭

恋愛補助装置「フェチ・ミラー」。

視線、呼吸、皮膚の反応──
身体が語る微細なデータから、
欲望の輪郭を拾い上げる。

“ただのストレス解消”。
坂野はそう自分に言い聞かせていた。

装置が届いたのは、
妻が実家に戻っていた夜。

段ボールを開けると、
モニター、指紋スキャナ、同意確認フォーム。

指が、最後の同意ボタンの上で止まる。
クリック音が響いたとき、
少しだけ胸の奥がざわついた。

「再現対象を特定しました。
2001~2007年の記録に基づき──
“篠原愛”様を初期化します」

画面に現れたのは、
短めのストレートヘア。伏し目がちなまなざし。
そして口元に浮かぶどこか不器用な笑み。

「......愛、か?」

篠原愛。
大学時代に付き合っていた恋人。
小柄でくしゃみの直前に「くる」と呟く癖があった。

卒業後、自然に連絡が途切れた。
5年前、知人のSNSで彼女の死を知った。

それ以来──
彼女の記憶だけが
坂野の中で歳をとらずに残っていた。

「袖を噛む仕草に脈と瞳孔に強い反応を確認。
再現しますか?」

装置が問いかける。
坂野は静かにうなずくだけだった。


?【転】──フェチの再構築と揺れる感情

ユニットの彼女は、
グレーのニットの袖を口元へ持っていき
恥ずかしそうに目をそらした。

坂野の喉がかすかに鳴る。
それさえ装置は記録していた。

「......バイト帰り、よくそれやっていたな」

思わず漏れた言葉に坂野自身が驚いた。
身体のどこかが、先に思い出していた。

「肩紐を外そうとして止めた状態にしますか?」
「...自然に見える程度で」

左の肩から下着のストラップが
ゆっくりと落ちかける。
右側はきちんと留まっている。

その“不完全なバランス”に、視線が吸い寄せられた。
手は動かず、呼吸だけがわずかに揺れていた。

彼女は、いつも「途中」で話しかけてきた。
シャツを脱ぎかけて、髪をひとまとめにしながら──

「ねぇ、どっちが似合うと思う?」

整いきらない色気。
演出になりきれない柔らかさ。
だからこそ、“匂い”があった。

「この香りの再現を行いますか?」

迷った。
妻が使う柔軟剤と、どこか似ている気がした。

「......あのときのままで」

空気が変わる。
湿度、温度、光のトーン。
装置は坂野の身体の“正直さ”をもとに
微調整を始める。


?【結】──収集される未練

「社長って呼ばれるの、嫌いじゃないんでしょ?」

耳元で囁くその声は、
録音でも再現でもなかった。
もっと“曖昧で生々しい”。

過去と、今。
欲望と、後悔。
記憶と、現実。
そのすべてが静かに重なっていく。

坂野は目を閉じた。

コーヒーの香りが立ち上る。
湯気の向こうに彼女がいる気がした。

会えないはずの人がすぐ隣にいる。
そんな夜が本当にあるとは思っていなかった。

“フェチ”とは、本能の仮面をかぶった未練だ。

どれだけ精巧に模られていても、
その先には触れられない。

それでも──
人はもう一度だけ、そこへ手を伸ばす。

フェチ・ミラーは、
その揺らぎごと、黙って収集していた。

瞳の揺れ。
触れなかった指。
ブラウスの袖がふと揺れた瞬間。
言いかけてやめた一言。

すべてが、コレクションの一部となった。



はるこ?

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