高知市/デリヘル
高知出張メンズエステ-RELAX
営業時間:10:00~翌1:00
電話番号:088-821-7700
はるこ(Haruko)
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14日17:00〜出勤予定
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N様へ??
25/05/27 10:50

「小説楽しみ」と言ってくださったので...
試行錯誤しながら書いてみました。
お時間のあるときに、
読んでいただけたら嬉しいです???♀?
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フェチ・ミラー ~湿度と記憶~
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?【起】──整った生活の日々
抑えたはずの匂いが、
忘れたと思っていた夜に
ふと部屋に戻ってくることがある。
坂野誠一、43歳。
都内で印刷業を営んでいる。
社員18名、創業15年。
結婚して17年になる妻とふたり暮らし。
帰宅すれば夕食が用意されている。
味噌汁はぬるいときもあるが、文句は言わない。
テレビの音が、食卓の沈黙を埋めてくれる。
会話は減ったが、喧嘩もない。
生活は“壊れていない”。
──そんな夫婦だった。
?【承】──記憶の輪郭
恋愛補助装置「フェチ・ミラー」。
視線、呼吸、皮膚の反応──
身体が語る微細なデータから、
欲望の輪郭を拾い上げる。
“ただのストレス解消”。
坂野はそう自分に言い聞かせていた。
装置が届いたのは、
妻が実家に戻っていた夜。
段ボールを開けると、
モニター、指紋スキャナ、同意確認フォーム。
指が、最後の同意ボタンの上で止まる。
クリック音が響いたとき、
少しだけ胸の奥がざわついた。
「再現対象を特定しました。
2001~2007年の記録に基づき──
“篠原愛”様を初期化します」
画面に現れたのは、
短めのストレートヘア。伏し目がちなまなざし。
そして口元に浮かぶどこか不器用な笑み。
「......愛、か?」
篠原愛。
大学時代に付き合っていた恋人。
小柄でくしゃみの直前に「くる」と呟く癖があった。
卒業後、自然に連絡が途切れた。
5年前、知人のSNSで彼女の死を知った。
それ以来──
彼女の記憶だけが
坂野の中で歳をとらずに残っていた。
「袖を噛む仕草に脈と瞳孔に強い反応を確認。
再現しますか?」
装置が問いかける。
坂野は静かにうなずくだけだった。
?【転】──フェチの再構築と揺れる感情
ユニットの彼女は、
グレーのニットの袖を口元へ持っていき
恥ずかしそうに目をそらした。
坂野の喉がかすかに鳴る。
それさえ装置は記録していた。
「......バイト帰り、よくそれやっていたな」
思わず漏れた言葉に坂野自身が驚いた。
身体のどこかが、先に思い出していた。
「肩紐を外そうとして止めた状態にしますか?」
「...自然に見える程度で」
左の肩から下着のストラップが
ゆっくりと落ちかける。
右側はきちんと留まっている。
その“不完全なバランス”に、視線が吸い寄せられた。
手は動かず、呼吸だけがわずかに揺れていた。
彼女は、いつも「途中」で話しかけてきた。
シャツを脱ぎかけて、髪をひとまとめにしながら──
「ねぇ、どっちが似合うと思う?」
整いきらない色気。
演出になりきれない柔らかさ。
だからこそ、“匂い”があった。
「この香りの再現を行いますか?」
迷った。
妻が使う柔軟剤と、どこか似ている気がした。
「......あのときのままで」
空気が変わる。
湿度、温度、光のトーン。
装置は坂野の身体の“正直さ”をもとに
微調整を始める。
?【結】──収集される未練
「社長って呼ばれるの、嫌いじゃないんでしょ?」
耳元で囁くその声は、
録音でも再現でもなかった。
もっと“曖昧で生々しい”。
過去と、今。
欲望と、後悔。
記憶と、現実。
そのすべてが静かに重なっていく。
坂野は目を閉じた。
コーヒーの香りが立ち上る。
湯気の向こうに彼女がいる気がした。
会えないはずの人がすぐ隣にいる。
そんな夜が本当にあるとは思っていなかった。
“フェチ”とは、本能の仮面をかぶった未練だ。
どれだけ精巧に模られていても、
その先には触れられない。
それでも──
人はもう一度だけ、そこへ手を伸ばす。
フェチ・ミラーは、
その揺らぎごと、黙って収集していた。
瞳の揺れ。
触れなかった指。
ブラウスの袖がふと揺れた瞬間。
言いかけてやめた一言。
すべてが、コレクションの一部となった。
はるこ?
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